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2025/11/13 15:50

カーディ・B、ジージーをフィーチャーしたハードな「ErrTime」リミックスをリリース「クラブを再び楽しくする時が来た」

 カーディ・Bが“クラブを再び楽しくする時が来た”と宣言し、その言葉どおり、現地時間2025年11月12日にジージーと組んだ新たな「ErrTime」リミックスをリリースした。

 重厚なビートが響くこのリミックスは、『アム・アイ・ザ・ドラマ?(ザ・スノー・ミックス)』に収録されている。同作には、ラトーによる「ErrTime」のリミックス、そしてアトランタを代表するラッパーであるジージーとラトーが共演している第3のリミックスも収録されている。

 ジージーは冒頭から全開で飛ばし、かつての勢いを取り戻すような熱いヴァースを披露。トラップのパイオニアらしく、まるで2000年代のヒップホップ黄金期を思わせる仕上がりで、当時のリミックスがヒップホップ文化の中でより存在感を持ち、楽曲に“第二の命”を吹き込んでいた時代を彷彿とさせる。

 ジージーは自らを“ブラック・ブラッド・ピット”と称し、現在のブッキング料は“10ブリック(=高額)”だと明かしてみせる。また、“ビッグ・スノー”ことジージーは、9月にDJドラマとのタッグで発表したミックステープ『Gangsta Grillz Still Snowin’』を支持していない“YNたち”を名指しで批判。「YNたちは“Still Snowin’”を聴いちゃいねぇ、それでも構わねぇ」とラップしている。

 「ErrTime」は9月にリリースされたカーディ・Bの『アム・アイ・ザ・ドラマ?』に収録されており、ラトーはその直後にリミックスへ参加。同曲は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で最高43位を記録している。

 DJ SwanQoが手がけたこのトラックは、10月の米ビルボード“アトランタ・ストリップクラブ・ソング TOP10”で5位にランクインした。ジージーはマジック・シティをはじめ、アトランタのクラブ・カルチャーと縁の深いアーティストだけに、今回のリミックスで「ErrTime」が再び盛り上がりを見せる可能性もありそうだ。

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